ボルトン前米大統領補佐官「トランプ氏は大統領としての能力に欠ける」―仏メディア

Record China    2020年6月23日(火) 23時20分

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22日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、ボルトン前米大統領補佐官がABCテレビのインタビューに応じ、トランプ氏は大統領にふさわしくないとの見方を示したと伝えた。写真はホワイトハウス。

2020年6月22日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、ボルトン前米大統領補佐官がABCテレビのインタビューに応じ、トランプ氏は大統領にふさわしくないとの見方を示したと伝えた。

記事は、レーガン政権やブッシュ親子の政権時代に高官を務めていたボルトン氏が、「トランプ氏のホワイトハウスは私が今まで見てきたホワイトハウスとは全く違っており、その運営方法はこれまで私が力を尽くして補佐してきた3人の大統領とも全く違う」と述べたと紹介。同氏は、トランプ氏の1日の正式な段取りが昼頃から始まることに多くの人が驚いており、朝の時間にはさまざまな人と話をしていたと明らかにした。具体的にどんな人と話をしていたかはボルトン氏も分からないという。

またボルトン氏は、「私の経験からすると、トランプ大統領はほとんど(報告を)読まなかった」と指摘。さらに、ボルトン氏による暴露本でも示されている「トランプ大統領は驚くほど知識に欠けている」という点について、ボルトン氏は朝鮮半島を例に挙げて「なぜ第2次世界大戦後に分断されたのか、またその結果」を理解していなかったとの考えを述べた。

このほかボルトン氏は、「トランプ大統領が最も関心のあることは大統領選で再選することだけで、ほかにはない」と指摘。しかし、「私はトランプ氏が大統領にふさわしいとは思わないし、職務遂行能力があるとも思わない」との見方を示し、「トランプ氏からは、自分に有利になること以外は何の指針も私は見いだせなかった」と語った。

ボルトン氏は、トランプ氏が大統領在任中、米国に「破壊」をもたらしたと非難した上で、今年の大統領選がトランプ氏によって傷つけられることを防ぐ最後の砦であると指摘。「(トランプ氏が)1期のみの大統領と(歴史に)記憶されることを希望する」との発言もあったと記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)

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