Record China 2020年5月8日(金) 23時0分
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新型コロナウイルスの影響で、中国では5月初めの大型連休期間も映画館の閉鎖が続行。この期間の損失額も深刻なものとなっている。
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中国では今年、新型コロナウイルスが1年で最も映画業界が潤う春節(旧正月)シーズンを直撃。全国の映画館が一斉に閉鎖されたが、3月に入ってから各地で再開がスタートしたものの、中国当局の指導によって3月下旬から再び全面閉鎖に入っている。
毎年5月は1日の「五一(メーデー)」から連休が始まり、年3回ある大型連休の1つとなっている。昨年5月は4日間の連休期間に、映画の興行収入は15億元(約225億円)を突破。2018年は連休が3日間と1日少なかったものの、興行収入は10億元(約150億円)を超える好況を示していた。今年の連休は5日間と長く、このため20億元(約300億円)にも届くかと予想されていたものの、残念ながら映画館が閉鎖状態にあるため、数字はほぼゼロとなった。
年間興行収入がアメリカに次いで世界第2位の中国だが、国家電影局(China Film Administration)は先月29日、今年の映画業界の損失額は300億元(約4520億円)を超える見込みであることを明らかにしている。なお、映画館の再開については現在も未定となっている。
中国のオンラインメディアが公開したアンケート調査によると、「映画館が再開してもすぐには足を運ばない」と答えた人は、回答者の約80%に及んだ。「もしも好きなタイプの映画、どうしても見たい作品なら映画館へ行く」に「はい」と答えた人は全体の12%と、ごくわずかな数字となった。(Mathilda)
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