「新型コロナは自然由来のもの」 遺伝子配列研究が根拠に=WHO

CRI online    2020年5月5日(火) 12時40分

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WHO緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏 世界保健機関(WHO)は現地時間4日、新型コロナウイルス肺炎に関する記者会見を開き、米国のトランプ大統領およびポンペオ国務長官が唱える新型肺炎の「武漢研究所起源説」について否定しました。 WHOの新興感染症対策部門でテクニカルチー...

 世界保健機関(WHO)は現地時間4日、新型コロナウイルス肺炎に関する記者会見を開き、米国トランプ大統領およびポンペオ国務長官が唱える新型肺炎の「武漢研究所起源説」について否定しました。

 WHOの新興感染症対策部門でテクニカルチームを率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は、「コロナウイルスは通常、コウモリの間で広がるものだ。現在までにおよそ1万5000の新型コロナウイルスの遺伝子配列が研究された結果、人為的な操作もしくは実験室で作られたものではないことが、すでに明らかになっている」とした上で、現在のWHOの取組みについて、「現在は動物から人間への感染を避けるため、国連食糧農業機関(FAO)、世界動物衛生組織(OIE)および中国の各部署と協力して、ウイルスの中間宿主となる生物の発見に努めている」と語りました。

 また、WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、「WHOは、ウイルスが武漢の研究所に由来するものだという証拠を、米国から受け取ってはいない。WHOの立場から見れば、推論の域を出ない意見だ」と指摘した上で、「遺伝子配列に関する研究結果とWHOに寄せられたすべての情報から、ウイルスは自然界に由来するものであると確信している」との考えを示唆しました。(提供/CRI

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