中国人が訪れたい観光地「香港」、10年以内にその地位を失う恐れ―香港紙

Record China    2013年12月11日(水) 21時30分

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7日、香港はここ数年、中国本土の人々が最も訪れたい観光地に選ばれていたが、最近ではアジア以外の国に人気が集まっている。写真は香港。

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2013年12月7日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国本土の人々が訪れたいと思う観光地が、香港をはじめとするアジアの国々から、その他の地域に移っている。8日付で中国・参考消息網が伝えた。

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中国本土の中産階級1000人に今後5〜10年で最も訪れたい観光地を尋ねたところ、香港は上位15位のなかに入らなかった。最も人気の観光地はモルディブで、次いで米国、フランス、オーストラリアの順。回答者の8割がアジア以外の国と地域を「最も訪れたい観光地」に選んでいる。

ボストン・コンサルティン・ググループ(BCG)の調査担当者は、この結果について「中国人観光客の旅行経験が豊富になるにつれて、レジャー活動や異文化体験などに人気が集まり、ショッピングを観光目的に選ぶ観光客が減少傾向にある」と説明。中国本土客のニーズが多様化したと指摘した。香港は過去3年間、4割の人が最も行きたい観光地に選んでおり、タイやマカオ、韓国・ソウルも人気があった。

だが、「その次に訪れたい観光地は?」の質問では、香港が10位にランクインした。その理由について、同担当者は「中国南部の人々にとって、近場の香港は依然として人気があるからだ」と説明する。中国政府が今後も香港への渡航自由化を実施することは、長期的に見れば香港の観光市場を支える大きな力になるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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