2021年12月13日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で有名ホテルが販売するクリスマスケーキに購入者から不満の声が相次いでいる。

記事によると、クリスマスを前に、韓国では有名ホテルが続々とツリー、丸太、ニット帽などさまざまなデザインのケーキをお披露目。ほとんどが予約販売後に指定された日付と時間に予約者が受け取る方式で販売された。ベーカリーが有名のホテルでは予約が殺到し、予定より早く予約が締め切られるケースもあったという。

そうした中、実際にケーキを手にした購入者らがSNSやインターネット掲示板などに書き込んだ口コミが物議を醸している。購入者らは「ホテル側が公開した写真と実際のケーキの完成度が違いすぎる」と訴え、「クリスマスケーキの購入は運試しだ」と主張しているという。

例えば、「JWマリオットホテルのクリスマスケーキの実物」と題する書き込みには、同ホテルが販売した6万8000ウォン（約6500円）のクリスマスツリー型の「ドゥルセチョコレートモンブラン」の写真が掲載されている。ホテル側が公開した写真ではモスグリーンのムースクリームのツリーの上に立体的な星型のチョコレートが飾られているが、投稿者が実際に受け取ったケーキの写真を見ると、蛍光色のような黄緑色のムースクリームに、平べったい星が飾られており、全く別のケーキに見える。

これについて同ホテル関係者は「注文量が昨年同期に比べて150％増え、そのうち当該商品が80％ほどを占めた」と予想以上の注文量に言及し、「昨年人気だった商品で、新たなバージョンを試みようとしたが準備不足だったようだ。検証手続きを十分に行わなかった」と説明。「購入者には心からのおわびを伝える予定。購入者からのコメントに共感しており、大変申し訳ない」と謝罪したという。

別のホテルのケーキにも同様の不満が寄せられているという。あるネットユーザーはミレニアム・ヒルトン・ソウルの「ホワイトシフォンツリーケーキ」について「5万ウォンで予約したが、町の路地裏にあるパン屋のショーケースで1週間売れ残ったケーキよりも劣る」と投稿。「パティシエではなくワンデークラスの受講生が作ったのだろうか。イメージ写真を見て予約し、当日実物を確認した時にはすでにキャンセルできなかった」と不満を述べているという。

これを受け、韓国のネット上では 「家で子どもと作ったケーキみたい」「何かのギャグ？」「クリスマスツリーに見えない」「これに6万8000ウォン？。それならサーティーワンのアイスケーキを買った方がよっぽどいい」とかなり衝撃を受けているようで、ホテル側に対し「これじゃ詐欺」「作れないなら最初から注文を受けるべきじゃない」「改善点を補う前にまずは払い戻しから」と厳しい意見が目立つ。

また「大手チェーンはシーズン前に工場で作って冷凍保管している。それなら近所のケーキ屋さんで買った方がいい」「街中のケーキ屋さんはリーズナブルで高クオリティー」との意見や、「すぐに飛びつこうとする消費者も反省すべき」との指摘も見られた。（翻訳・編集/松村）

야 시발 pic.twitter.com/Z23Yptn1sq

— y (@seemslikereal) December 11, 2021

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— 위키트리 WIKITREE (@wikitree) December 12, 2021