マンデラ氏が病床で聴いた、香港ロックバンド・BEYONDのヒット曲「光輝歳月」―香港

Record China    2013年12月7日(土) 10時49分

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6日、香港のロックバンド・BEYONDが歌った「光輝歳月」を、5日に他界した南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領も病床で聴いていたという。写真はBEYONDのスティーブ・ウォン。

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2013年12月6日、香港のロックバンド・BEYONDが歌った「光輝歳月」を、5日に他界した南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領も病床で聴いていたという。香港の日刊紙・明報が伝えた。

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BEYONDは骨太なロック楽曲で、かつて香港だけでなくアジア中の若者の心をつかんだカリスマバンド。90年代初めには日本デビューも果たしたが、1993年に日本でバラエティー番組の収録中、リーダーでメーンボーカルのウォン・カークイ(黄家駒)がセットから転落。31歳の短い生涯を終えたことでも知られる。

BEYONDが1991年にリリースし、代表曲となった「光輝歳月」は、5日に他界した南アのネルソン・マンデラ元大統領のことを歌ったもの。アパルトヘイト政権と闘い続けたマンデラ氏は、27年間も獄中生活を強いられ、1990年に釈放された。この時、マンデラ氏の揺るぎない信念に深く感動したウォン・カークイが書き上げたものだ。

カークイの弟でメンバーのスティーブ・ウォン(黄家強)が6日、香港メディアのインタビューでマンデラ氏について語った。今年9月に南アを訪問した際、現地の中国大使館を通じて面会を試みたという。マンデラ氏の体調の関係で会うことはできなかったが、「病床で『光輝歳月』を聴いている」とスタッフから聞かされ、「心から感動した」と語っている。

兄が思いを込めて作った「光輝歳月」を、「できるだけ多くの人に歌詞に触れて、自由の尊さを伝えてほしい」と語る。また、BEYONDメンバーのウィング・イップ(葉世栄)も、「マンデラ氏の滅私の精神は、どの国の指導者にも必要。そして香港のトップにも、そういう人が必要だ」と語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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