韓国は「キムジャン」の文化遺産登録に歓喜、中国は「珠算」の登録にため息―中国メディア

Record China    2013年12月6日(金) 15時37分

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6日、金陵晩報によると、中国の「珠算」と韓国の「キムジャン文化」がともにユネスコの無形文化遺産に指定されたが、中韓両国の反応には大きな違いが見られた。写真はキムチ。

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2013年12月6日、金陵晩報によると、中国の「珠算」と韓国の「キムジャン文化」がともにユネスコの無形文化遺産に指定されたが、中韓両国の反応には大きな違いがみられた。

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韓国メディアと韓国国民が「キムジャン文化」の登録に大いに沸き上がったのに対し、中国にはため息が漏れた。中国の珠算は前途多難だが、韓国の「キムチ」は東アジアの食卓で輝きを放っているからだ。

もちろん、中国のネットユーザーの中にはキムチのことなど気にかけない者や、「キムチが申請できるなら、中国には申請できるものが山のようにある!」と皮肉を言う者もいた。確かに無形文化遺産の数では中国が世界一だが、これは韓国よりも申請がうまくいっていることを証明するわけではない。

もし、韓国が端午の節句の文化遺産申請に成功していなければ、中国に「端午の節句を文化遺産に登録しよう」という機運が高まっただろうか。一部の人は「韓国、日本の良いものはすべて中国から伝わったもの」との言葉に満足してしまっている。

幸いなことに近年は、文化遺産申請への意識が高まっているが、ひとたび申請が成功してしまえば、以前と同じように何もなかったように扱われる。その文化を保護したり、広めようとしたりという動きはない。

韓国のキムチや日本の和食の無形文化遺産登録は、われわれに「文化というものは、社会や生活に根差してこそ意義がある」ということを教えてくれている。中国社会が文化遺産登録のために「珠算を再び授業に取り入れよう!」と呼びかけているときに、日本ではとっくにそろばんの中にパソコンにはない楽しみを見出している。文化の“生死”はそのもの自体ではなく、“人”にかかっているのだ。(翻訳・編集/北田

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