2020年4月22日、人民網は、新型コロナウイルスの感染が発生して以降、中国の公安機関が押収した粗悪品のマスクが4800万枚余りに上ったと報じた。

記事は、中国公安部の指示により全国の公安機関が実施しているマスク、ゴーグル、防護服、手袋、衛生消毒用品、新型ウイルス肺炎治療用の解熱鎮痛剤、抗生剤などについての劣悪品特別取り締まりで、今月15日現在ですでに1153件、885拠点、2587人を摘発し、粗悪品のマスク4800万枚余りのほか、基準を満たさない医療用アルコール、消毒液などの物資総額3億元（約46億円）近くを押収したと伝えた。

記事によれば、中国の公安当局は近年模造品や粗悪品の製造販売、知的財産権の侵害行為に対する取り締まりを強化しており、昨年2月に公安部食品薬品犯罪偵察局が設立されて以降、昨年末までに食品、薬品、環境および知的財産権に関する犯罪3万9000件、総額352億元（約5400億円）分を立件し、容疑者6万5000人を逮捕したという。（翻訳・編集/川尻）