人民網日本語版 2020年4月23日(木) 5時50分
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南京大学によると、有名誌「サイエンティフィック・アメリカン」は米国科学アカデミーの会員であるM.リード氏と同大学天文・空間科学学院教授の鄭興武氏が共同執筆した記事を巻頭に掲載した。
銀河系の直径は約10−18万光年で、太陽系は銀河系の中心から遠く離れており、そして位置的には銀河面に近い。そのため我々が目にする腕は重なり合って投影され、見分けることができない。南京大学が21日に発表した情報によると、有名誌「サイエンティフィック・アメリカン」は米国科学アカデミーの会員であるM.リード氏と同大学天文・空間科学学院教授の鄭興武氏が共同執筆した記事を巻頭に掲載した。彼ら及び独マックス・プランク電波天文学研究所のK・メンテン教授が率いる国際チームの、15年にわたる銀河系の構造に関する研究成果を総括した。同チームは長基線電波干渉技術を用い銀河面上の200個の大質量恒星の距離と固有運動を正確に測量した結果、銀河系の腕の構造、太陽系の位置、銀河系の中心をめぐり回転する速度を明らかにし、10万×10万光年の新たな銀河系構造図を描き出した。これは現在最も正確な銀河系構造図だ。科技日報が伝えた。
鄭氏によると、研究チームは2003年より銀河面上の163個の大質量恒星のメーザー源の距離と固有運動の測量を開始した。世界のその他のチームが測量を行った37のメーザー源と結びつけ、銀河系の200個近くの大質量恒星の距離と固有運動を明らかにした。これらの大質量恒星の銀河面上の分布は、ペルセウス腕、いて・りゅうこつ腕、じょうぎ腕、たて・ケンタウルス腕という4本の主要腕をはっきりと浮かび上がらせた。研究チームは赤外線、一酸化炭素、大量の若い天体の観測資料を結びつけ、最終的には4本の腕を持つ棒渦巻銀河という銀河系構造図を描き出した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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