韓国・聯合ニュースの中国語版サイトは17日、韓国の海洋警察が違法操業の中国漁船17隻を退去措置したと報じた。

記事によると、韓国の中部地方海洋警察庁は17日、朝鮮半島の西部海域の北方限界線（NLL）を侵犯しワタリガニを捕獲していた中国漁船17隻を海軍と合同で退去措置したと明らかにした。

中国漁船17隻は前日午後4時30分ごろ、仁川市甕津郡延坪島東方16キロメートルの海上で、NLLを約2．5キロメートルほど侵犯し違法操業をした。韓国海洋警察の西海5島特別警備団は、昨年新たに建造した55トン級中型特殊機動艇と1時間当たり350トンの海水を100メートル以上噴射できる高圧ノズルを投入し、中国漁船を追い出した。

海洋警察は、ワタリガニ漁のシーズンが始まった今月に入ってから、延坪島近くの海域だけで計13回・326隻の違法操業の中国漁船を退去措置している。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、海洋警察は、中国人船員との接触を最大限避けるため、漁船をだ捕する代わりに領海外に追い出す退去中心の取り締まりをしている。

西海5島特別警備団のユン・テヨン団長は、「重大な違法行為が確認されれば、防疫方針を順守した上で、積極的に取り締まる」としている。（翻訳・編集/柳川）