Record China 2013年11月30日(土) 10時51分
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27日、英BBC中国語版は、日米中の3大国が展開している防空識別圏をめぐる争いにより、台湾の馬英九総統が打ち出す「東シナ海平和イニシアチブ」が挑戦を受けていると伝えた。写真は馬英九総統。
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2013年11月27日、英BBC中国語版は、日米中の3大国が展開している防空識別圏をめぐる争いにより、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が打ち出す「東シナ海平和イニシアチブ」が挑戦を受けていると伝えた。
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現実問題として、台湾の尖閣諸島(台湾名:釣魚台)の主権の主張は、米国やその他の国にほとんど重視されていない。今回の中国の防空識別圏設定に対する台湾の反応は、中国側が要求する飛行計画の提出を行う一方で、識別圏の設定自体には賛同しないというものだ。野党の民進党はこれを強く批判し、日本と協力すべきと主張している。
馬総統がこれまで一貫して提唱している「争いを棚上げし、資源を共有する」という「東シナ海平和イニシアチブ」は、一見すると理があるように思えるが、これまで他国からはほとんど無視されている。台湾は日米中3国の争いで自分の身をどこに置けばいいのかという問題のほかに、「中立的」な立場も守らなければならない。情勢が悪化すれば、傍観していることはできなくなるため、台湾は現段階では軽率に動けない状況にある。
馬総統の「台湾は平和の創造者」という言葉も挑戦を受けている。台湾の日米との関係は、中国の日米との関係よりも良い。中国との関係も“和解”の方向に進んでいる。馬政権はこれまで明確な立場を示していないが、この問題にまったく関わらないことは難しい。だとすれば、できるだけ声をひそめていることは有効なのか。
専門家は、「台湾は関係各国との中立的な立場を利用し、積極的に情勢の悪化を食い止める態度を示すべき」としている。しかし問題は、「東シナ海平和イニシアチブ」がこれまで無視され続けてきた中で、台湾にその役割が務まるかということだ。(翻訳・編集/北田)
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2013/11/29
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