「離於島」が日中韓の敏感地帯に、中国の防空識別圏=韓国を“窮地”に立たせる―韓国メディア

Record China    2013年11月28日(木) 8時1分

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26日、韓国・朝鮮日報は社説で、中国が設定した防空識別圏の範囲内に韓国の一部の区域が含まれていると報道。同メディアが指摘した韓国の区域は、中韓間で管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島。資料写真。

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2013年11月26日、韓国・朝鮮日報は社説で、中国が設定した防空識別圏の範囲内に韓国の一部の区域が含まれていると報道。27日付で参考消息網が伝えた。

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同メディアが指摘した韓国の区域は、中韓間で管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島(イオド、中国名:蘇岩礁)。離於島は日本も防空識別圏に指定している。

韓国メディアは、同国政府の弱腰は他国からの軽視を招くと警鐘を鳴らし、韓国政府は対策を検討しているが、離於島を防空識別圏に含めるかどうかについては慎重な姿勢だという。仮に韓国が離於島を防空識別圏に含めた場合、日本が竹島(韓国名:独島)まで防空識別圏を拡大し抗議する可能性があるからだ。さらに、韓国が2008年に公布した軍用航空機に関する法律で、離於島は防空識別圏内に含まないと明記しているため、法律を変えてまで防空識別圏内に入れることに躊躇しているという。

一方、韓国・中央日報は、中国の防空識別圏設定が日韓関係のさらなる緊張を招いたと指摘。日中韓で離於島を防空識別圏に指定していないのは韓国だけだが、仮に韓国が離於島を圏内に指定した場合、離於島上空には日中韓の戦闘機が相見えることも想定できる。そうなれば3国の関係はより悪化する可能性が高いため、韓国は慎重になっているという。(翻訳・編集/内山)

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