フライメディア 2020年4月8日(水) 19時30分
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ついに緊急事態宣言が発令し、緊迫度が更に増してきた日本。台湾でもこのニュースは大々的に報道され、市民から注目されているようだ。
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ただ、今回のコロナ騒動に対する日本政府の対策は台湾人から見ると「非常に遅い」という印象が強いようだ。既に日本でも知られているように、台湾には親日派と呼ばれる人々が非常に多く、以前から「[口合]日族(ハーリージュー)」という言葉があったように、日本文化に興味を持ち、(非常にありがたいことに)日本に憧れを抱いてくれる人がとても多かった。
そんな親日家の台湾人にとって、今回の日本政府の動きは「あの日本がどうしちゃったんだ?!」とショックを受ける人が非常に多いようだ。また台湾政府の今回の同行には満足している台湾人が非常に多く、それに対しても意外性をもつ人も多くいるようだ。いずれにしても台湾政府のスピード感溢れるコロナ対策は世界から賞賛されているようだ。
現在の台湾での感染者数はのべ373人。台北の感染者数が100人を突破し、市中感染がジワジワと広がり始めているところだ。空港検疫以外にも、台北駅など主要駅に職員を置き、常に感染者がいないか調べ続けている。
感染への緊張感とストレスを感じながらも、日常生活を送ろうと日々努力する台湾人、先週から新たに設けられたのが、バス、地下鉄MRTに乗車の際はマスクの着用の義務化。義務に従わない違反者は最大で1万5千台湾元(日本円5万4千円ほど)の罰金を支払わなくてはならない。
物資に関しては、日本と同じく買いだめ現象がたびたび起きているが、アルコール除菌剤やマスクが以前よりいくらか手に入りやすくなったのも事実だ。日本、台湾、そして全世界が一刻も早く平和な日々を取り戻せるよう、心から願うばかりだ。(提供/フライメディア)
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