Record China 2013年11月26日(火) 16時32分
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25日、台湾・聯合報によると、台北市で行われたイベントで、5人の老兵が第2次大戦当時の様子をカメラの前で語った。旧日本軍の虐殺も目の当たりにしたという。写真は南京大虐殺記念館。
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2013年11月25日、台湾・聯合報によると、第2次世界大戦末期に情報員として3年間活動した台湾の老人・梁元明(リアン・ユエンミン)さん(93)は、最近ブログを開設し、自らの戦争の体験をつづっている。梁さんのブログはすでに300編を超え、当時の緊迫した状況は人々に深く考えさせるものがある。中国新聞網が伝えた。
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台北市感恩協進会は24日、「発見、感恩、敬意―私の身近な抗日戦争/台湾日据物語」と題するドキュメンタリー映像の表彰式を行い、5人の老兵が当時の状況について口述し、その様子をビデオカメラに収めた。梁さんはそのうちの1人だった。
85歳の●福岩(シン・フーイエン。●=「刑」の左におおざと)さんは、兄弟4人が戦争で離散。12歳の時に山東省で抗日戦争を目の当たりにした。86歳の薛逢乙(シュエ・フォンイー)さんは15歳でインドに行って抗戦した。当時は苦しい生活や家族が恋しく布団にくるまり泣いていたという。
88歳の魏祖志(ウェイ・ズージー)さんは抗日戦争を経験し、当時、河南省蜜県で旧日本軍が数百人の男女の学生の服をはぎ取り、身体に竹竿を突き刺した様子を目撃した。また、貴州省貴陽市では、殺された市民の首が城門に吊られ、耳には縄が通され、口にはたばこの吸い殻が入れられていた。「今の若者はどうして日本を好きになれるのだろう」と感慨深げに語った。
90歳の胡偉(フー・ウェイ)さんは、14歳の時に南京大虐殺を経験した。旧日本軍は効率的に惨殺するために、数百人をひとまとめに縛り、生きたまま焼き殺したという。胡さん自身も日本人に捕まり、強制労働をさせられた。胡さんは「時代は変わった。日本人を許さなければならない」と述べた。
梁さんは、第2次大戦末期にオランダの潜水艇に乗っていた際、日本の駆逐艦に命を奪われそうになったという。しかし、「子や孫たちは聞きたくないかもしれない」と、これまで自身の体験を語って来なかったという。(翻訳・編集/北田)
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