「アフリカをワクチン実験場に」との仏言論をWHOが痛烈批判

CRI online    2020年4月7日(火) 13時40分

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世界保健機関(WHO)は現地時間6日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスのワクチン開発は倫理に基づいて行うものだ」と表明しました。 WHOのテドロス事務局長は、フランスの科学者によるアフリカをワクチンの実験場にする旨の言論について、「21世紀にこのような言論があるとは、衝撃的...

世界保健機関(WHO)は現地時間6日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスワクチン開発は倫理に基づいて行うものだ」と表明しました。

 WHOのテドロス事務局長は、フランスの科学者によるアフリカをワクチンの実験場にする旨の言論について、「21世紀にこのような言論があるとは、衝撃的で恥知らずな発言だ。このような人種差別的な言論が、新型肺炎対策に貢献することはない。ただ団結を破壊するのみだ」と述べました。

 テドロス事務局長はまた、「アフリカを、いかなるワクチンの実験場にもしてはならない。ワクチンと治療法の研究開発には、全世界が同じ規則を守って行うべきだ。古い植民地思想は捨てるべきであり、WHOがこれを許しはしない」と強く批判しました。

 さらに、「現在、WHOの合同実験に70カ国以上が参加し、新型肺炎の効果的な治療法の解明に取り組んでいる。現時点で20の機関と企業がワクチンを研究開発しており、WHOは薬品とワクチンがすべての国家と国民に平等に届けられることを確保する」と述べました(提供/CRI

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