尖閣主権維持に有益?9割が防空識別圏設定を支持―13億人のアンケート

Record China    2013年11月26日(火) 0時27分

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23日、中国国防部が東シナ海に防空識別圏を策定したと発表したことを受けて、日本政府は「一方的なもので認められない」と強い懸念を表面した上で、中国側に撤回を求めた。これを受けて、環球時報(電子版)は「防空識別圏設定を支持するか」アンケートを行った。

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2013年11月23日、中国国防部は東シナ海に防空識別圏(ADIZ)を策定したと発表した。同日午前10時(中国時間)より効力を発揮する。防空識別圏に進入する航空機はフライトプランを中国当局に提出すること、中国当局の指示に従うことが要求される。従わない場合は「防御的緊急対応をとる」ことが予告されている。

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中国の防空識別圏設定を受け、安倍晋三首相は23日、首相官邸に閣僚を集めて対策を協議。関係者に日本の領空をなんとしても防衛するよう指示した。岸田文雄外相も24日、「一方的なもので認められない。不測の事態を招きかねない非常に危険なものであり、強い懸念を表明する」と中国を批判。抗議レベルの引き上げを検討しているとした。安倍首相は25日にも「我が国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、全く受け入れることはできない」と強い懸念を表明し、中国に防空識別圏設定の撤回を求める考えを示した。

これについて、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環境時報(電子版)は、23日から「防空識別圏設定は釣魚島(尖閣諸島)における中国の主権維持に有益か」と題するアンケートを実施している。25日14時の時点で、「支持する」は99%、「支持しない」が1%。以下、寄せられた具体的なコメントを掲載する。

「日本人の目には、中国人は軟弱でだましやすいと映っているようだ。真っ向から対立することこそが、俺たちの唯一の選択肢だ」

「釣魚島の主権維持だけでなく、アジアの、さらには世界の民主と平和にも貢献するものだ」

「単なる宣言にとどまらず、国土を守る意志と決意を示したものだ。強く支持する」

「日本は早くに防空識別圏を設定していた。中国はやむなく対抗措置を取らされたに過ぎない」

「中国は米国に対しては硬軟自在な対応が求められるが、日本に対しては強硬一辺倒で構わない。日本は強者を恐れ弱者を虐げる国民性だから。日本は米国やロシアに対してまるで飼い犬のようじゃないか。なぜかって?米国やロシアは日本に対し強硬一辺倒だからさ」(翻訳・編集/NY)

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