Record China 2020年4月14日(火) 16時20分
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13日、環球網は、「われわれは真の国際的なならず者に出くわした」として米政府を非難する、胡錫進環球時報編集長の評論記事を掲載した。写真は武漢。
2020年4月13日、環球網は、「われわれは真の国際的なならず者に出くわした」として米政府を非難する胡錫進(フー・シージン)環球時報編集長の評論記事を掲載した。以下はその概要。
米政府が三つの方向から中国の攻撃を続けている。一つ目は、中国政府が感染拡大当初に情報を隠蔽(いんぺい)して米国や世界に危害を及ぼしたというもの、二つ目は中国が実際の死者数を隠蔽していると主張し、米政府の失政により自国の死者が増えたことをごまかそうというもの、三つ目は一部の弁護士に中国への損害賠償訴訟をそそのかし、米国社会の反中感情を高めようというものだ。
しかし、わが国が恐れるに足らない大きな理由が二つある。まず、わが国は今回のウイルス対策で世界に一目置かれる大きな成果を収めたこと。武漢の初動ミスは武漢に限ったものではなく、欧米各国が犯した重大な失策と比べればどこでも起こりうる性質のものだ。しかも、武漢の問題は発覚後すぐさま是正され、徹底的に補完された。
また、武漢における初動の問題は、ウイルス科学に対する認知不足によるところが大きかった点にも言及すべきだ。武漢が真っ先にこの新しいウイルスに直面し、難しい選択を迫られながら対処した。その後、欧米が感染リスクに瀕した際にはすでにウイルスの危険性は確認されていた。それなのに、どうして武漢が国際法上許されないミスを犯したなどと責められようか。
わが国は1月3日に世界保健機関(WHO)や関係国に対し、当時の認識に基づくウイルス情報を報告していた。同20日はヒトからヒトへの感染があると正式に判断し、発表した。このプロセスの完遂は決して容易ではない。わが国の科学者はWHOや国際的な医学界と緊密に連携し、世界的な権威を持つ医学ジャーナルでウイルス関連の論文を数多く紹介し、惜しみなく情報提供してきた。これらのどこに情報隠蔽の痕跡があるというのか。
武漢は1月23日に街を封鎖した。1000万人の超巨大都市の封鎖は人類史上初めてで、世界を驚かせた。それから、わが国は前代未聞の全国的な経済活動停止によりウイルスを封じ込めた。もしウイルスが最強レベルの破壊力を持っていなかったら、今年を経済社会建設における重要な年と位置付けてきたわが国はこれほど大きな犠牲を払うようなことはするはずがない。これらの措置は、世界全体に対する大きな大きな警告だったのだ。
大洋の対岸に位置する米国政府はまさか、この警告をはっきりと理解できなかったのか。しかも、アジアやヨーロッパで感染が拡大する中でも米国の為政者たちはさらなる情報を待たなければウイルス感染対策を最優先事項に据えることができなかった。彼らには目や耳がないのだろうか。
わが国が恐れるに足らないもう一つの理由は、これがうそと事実との闘いだからだ。米国のうそには無数の穴があり、2大政党制がうそのほころびを大きくする要因になっている。今年は大統領選の年であり、民主党はウイルス対策におけるトランプ政権の軟弱さ、無能さを証明しようとしている。彼らは、共和党政権による責任逃れを許さないだろう。
米国のウイルス感染はなおも拡大しており、ますます悲惨な状況が起きている。民衆の怒りは真実を求める大きな圧力を生み、大うそをつき続けている為政者やその支持者たちを窮地に追いやっている。わが国がやるべきことは、米政府が仕掛けた世論戦に真剣に対処し、世界に向けて事実を最大限伝えることで、うそを暴くことだ。米国のソフトパワーがどんなに強くても、事実と同義の連帯にはかなうまい。うそとおとしめだけでかくも強い事実や常識をひっくり返そうと考えているなら、米政府の為政者たちはあまりにもおめでたい。(翻訳・編集/川尻)
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