サイバー万里の長城は静かに解放されていく、「インターネットの父」が予想―米メディア

Record China    2013年11月26日(火) 7時20分

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23日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「中国のサイバー万里の長城はいつ倒壊するのか」を掲載した。「インターネットの父」は中国政府自らが検閲を緩和していくと見通しを示した。写真は中国のネットカフェ。

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2013年11月23日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「中国のサイバー万里の長城はいつ倒壊するのか」を掲載した。

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先日、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)で決議された、「中国共産党中央による改革の全面的深化における若干の重大問題に関する決定」が発表された。その中でインターネット規制に触れた項目がある。

「社会動員能力が強いマイクロブログやスマホ向けコミュニケーションソフトの急速な普及に伴い、ネット法制建設と世論の誘導をいかに強化するか、ネット情報伝播の秩序と社会の安定をいかに確保するか、これは突出した問題として我々と直面している」と危機感をあらわにしている。専門家は今後、中国のネット検閲がさらに強化されるとの見通しを示した。

一方、ワールド・ワイド・ウェブを1989年に考案した「インターネットの父」、コンピューター科学者のティム・バーナーズ・リー氏はロイターの取材に答え、楽観的な姿勢を示している。

ベルリンの壁とは違い、「中国のサイバー万里の長城は倒れるのではなく、解放されると思う」と予想。政府がネットを管理しているため市民が検閲システムを破壊するようなことにはならないが、ネット規制が中国の利益にならず経済成長の妨げになると気づいて、静かに転換するのではないかと見通しを示した。(翻訳・編集/KT)

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