秋澤 文芳 2020年3月27日(金) 23時0分
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中国からの訪日インバウンドは勿論のこと、一昨日予定のシカゴからの大学院生グループや、来週予定の欧州ドイツからの訪日旅行までもが取り消しとなってしまいました。まさに最悪の事態となってしまいました。
SARS問題の直後、中国方面の子会社にてその事後対策を行っていて、その当時の売り上げ半減と費用の処理問題等で奔走していた経験もありましたが、流石に今回ばかりは当時の深刻さをはるかに超えた事態となっています。
迷うことなく大英断で難局を乗り越えよう!
毎日のように各種メディアにて感染者数の激増と世界各地での悲惨な実態が報道され、いったいいつまでこの状態は続くのだろうか。2010年以降、特に中国を中心にインバウンド業界に携わってきましたが、今回ばかりは17年前のSARSの時とは対策も大きく異なります。
いつまでも事態を見守っているだけでは企業も、個人商店も今年後半には大変な事態に陥ります。今までの経験からみて、「売上を伸ばす」ことは勿論ですが、今回ばかりは大ナタを振るって「費用対策」を講じる必要があります。既に環境が激変してから2か月が経過しようとしていますが、企業規模と今年年末に予想されるバランスシートの数値のことを考えると「費用の全て」を事細かく大胆に、しかも英断をもってして対策にあたることが必要です。
インバウンド業界もこの先瀕死の状態が予測されます
各種のインバウンド業界からも相談を受けることもありますが、この先、半年先・1年先のことを今すぐに対策を処することが必要です。日中間での課題ばかりでなく、太平洋の先の地域でこれから起こり得ることも考え、モノの流通や人の往来等も考えた対策が求められます。
今、OnlineのWeb会議で時間も、費用・コストも減らそう
日中関係で私の所属する協会においても、本日の会議は勿論、来月そして5月の予定していた「100名弱のセミナー」も本日中止としました。そのような中、先月に入り、会場を利用しての会議もWeb会議に切り替える旨を伝えましたが、その記事をホームページに掲載したところ、いつもは500程のページビューがなんと5千を超えるものとなっていました。今、このような会議の形態を変えるだけでHPやブログ等が注目される時代になっています。これからも先手先手でドラスティックに発想を変えて対策にあたりましょう!3月30日予定の経済ビジネス会議も、人数を縮小し、25名で、海外の方数名も含め「オンライン・ビデオ会議」とすることにしました!
■筆者プロフィール:秋澤 文芳
東京(豊洲)在住。日本旅行業協会を経て2010年より北京第二外国語学院大学旅游科学学院研究生として現在も在籍。東京都日中友好協会副理事長・経済ビジネス委員会委員長。日中観光文化研究所、観光文化ツーリズム等の代表として旅游・訪日インバウンドやコンサル業務に取組む。 Facebookはこちら※フォローはメッセージ付きで。ブログはこちら個人ブログ
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