Record China 2013年11月15日(金) 21時10分
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15日、日本の文部科学省が歴史教科書の検定基準の改正を進めていることについて、山西省の慰安婦の権利を守る活動をしている張双兵氏は「ばかげた責任逃れだ」と非難している。写真は中国の歴史教科書(2003年撮影)。
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2013年11月15日、中国新聞網によると、日本の文部科学省が歴史教科書の検定基準の改正を進めており、南京大虐殺や従軍慰安婦に関する記述を修正しようとしていることについて、山西省の慰安婦の権利を守る活動をしている張双兵(ジャン・シュアンビン)氏は「ばかげた責任逃れだ」としている。
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日本メディアによると、文部科学省は小中学校の社会科の教科書で、南京大虐殺や従軍慰安婦についての記述を政府見解に基づくよう修正しようとしている。
張氏は、慰安婦問題に関して「日本政府はこれまで直視したことがない。手を変え品を変え、言い逃れをしているだけ。歴史教科書が修正されてしまえば、次代の歴史観に影響が出てしまう」と話す。
日本政府の「賠償問題は法的に解決している」との主張については、「日本は『アジア女性基金』が解決済みだとしているが、実際は1996年7月に被害者が東京でこの組織に接触しているが、いかなる賠償も受けなかった」とした。
アジア女性基金は、1995年に当時の村山富市首相の呼びかけで成立した組織で、民間の募金や政府の資金援助の形式で慰安婦に賠償を行っていた。2007年に解散している。
張氏は、「旧日本軍による侵略の期間に、数十万の中国女性が日本軍によって蹂躙、と殺され、『慰安婦』という呼称で呼ばれた。かつて16人の被害者が勇気を出して声を挙げ、日本政府を訴えたが、日本政府は依然として賠償と謝罪を拒否している」と指摘。日本政府が侵略戦争を認めない状況で教科書を修正し、歴史を改ざんすることは「ばかげた責任逃れだ」と非難している。(翻訳・編集/北田)
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