Record China 2020年3月28日(土) 8時40分
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26日、韓国・KBSによると、新型コロナウイルス感染の疑いがあるにもかかわらず済州島を訪れ、その後に感染が確定した米国人留学生とその母親に対し、済州島が損害賠償訴訟を起こす方針を固めた。写真は済州島。
2020年3月26日、韓国・KBSによると、新型コロナウイルス感染の疑いがあるにもかかわらず済州島を訪れ、その後に感染が確認された米国人留学生とその母親に対し、済州島が損害賠償訴訟を起こす方針を固めた。
記事によると、15日に母親らと共に米国からソウルに戻ってきた米国人留学生は2週間の「自宅隔離」勧告を受けた。しかし、20日に母親らと3人で4泊5日の済州島旅行に出掛けたという。
留学生はソウルに戻った翌日の25日に、母親は26日に感染が確認された。済州島旅行初日から筋肉痛やのどの痛みなど新型コロナウイルス感染が疑われる症状があったが、テーマパークなど約20カ所を観光したという。
現在確認されている濃厚感染者は47人だが、今後さらに増えるとみられている。
済州島は、親子が宿泊先のホテルの近くの病院を訪れていたことから「意図的に旅行を強行した」と判断。原告は済州島と営業停止となった店やホテル、濃厚接触者として自宅隔離措置の対象となった島民らで、損害賠償額は1億ウォン(約893万円)を超えるとみているという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「自分勝手な行動には厳しく対応するべき」「素晴らしい決定。金銭的なダメージを受けなければ自分がどんな罪を犯したか分からないだろう」「正しい選択!韓国国民は学校にも行けず外出もできないのに。必ず責任を追及してほしい」など済州島の方針を支持する声が上がっている。
また「たった1億ウォン?もっと大きな被害が出ているはずだ」「ちゃんと計算して正確な被害額を請求しなければならない」との声や、「他の市・道も積極的に続いてほしい」と求める声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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2020/3/27
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