Record China 2020年3月21日(土) 11時40分
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17日、武漢の新型コロナウイルス感染患者用の臨時医療施設から医療チームが引き上げるところを、ピカチュウの着ぐるみを着た武漢市民が見送った。
17日、新型コロナウイルス感染患者のための臨時医療施設・武漢客庁方艙医院から医療チームが引き上げるところを、ピカチュウの着ぐるみを着た武漢市民が見送った。人民日報の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)公式アカウントが報じた。
武漢客庁方艙医院には甘粛省や山東省などから1100人以上の医療スタッフが派遣され、臨時医療施設の中に最も多くの軽症の感染患者が入院した。患者の減少を受け、同院は8日に休止された。
着ぐるみを着た男性は、1月26日にボランティアに加わり、無償で医療スタッフの送迎や物資の輸送を行なっていた。
男性はピカチュウの着ぐるみを着た理由について、「(医療スタッフの中には)女性が多いので、(ピカチュウを見て)うれしい気持ちで家に帰ってもらえれば良いと思って」と語った。
また、「彼らがここを離れることになり、何かを贈りたかったが、何を贈れば良いか分からなかった。今は(武漢は封鎖されているため)何も買うことができない。これ(ピカチュウの着ぐるみ)があったので、(着て)彼らを見送った」などと話した
この他、「(医療スタッフは)武漢客庁方艙医院とホテルとの行き来しかできなかった。武漢のおいしいものを食べられていない。観光地も閉まっている。また機会があれば武漢を訪れてもらい、私たち(武漢市民)がしっかり彼らをおもてなしできることを願っている」と話した。
男性は名前を聞かれると、照れた様子で首を振って「心温かい武漢市民だよ」と返答。なおもマイクを向けられると、「私の名前は『ネジ』だ。はははは」と冗談めかして答えた。
中国のネットユーザーからは、「温かすぎる」「こんなに超かわいいピカチュウを見て、医療チームのすべてのスタッフが温かい気持ちになったんじゃないかな」「熱い涙があふれてきた。ありがとう温かい武漢市民。ありがとうネジ」などの感動の声が寄せられた。(翻訳・編集/毛利)
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