2020年3月16日、韓国・東亜日報は、新型コロナウイルス感染が世界に広がる中、「日本国民の間で東京五輪を延期または中止するべきだとの声が高まっている」と報じた。

記事はまず、スポーツニッポンが公式サイト「スポニチアネックス」で実施した五輪開催緊急アンケートの結果を引用。890人が回答したアンケートで、「延期」が57．2％（509人）、「中止」が20．6％（183人）に達しており、「東京五輪を延期または中止にすべきとの意見が77．8％（692人）だった」と伝えている。「予定どおり開催すべき」との意見は「17．0％（151人）にとどまった」とも紹介している。

また、スポーツ報知が500人を対象に実施した同様のアンケートでも、「延期すべき」との意見が61．4％（30人）、「中止すべき」との意見が19．4％（97人）あり、「『延期または中止』が80．8％（404人）に達した」と伝えている。「予定どおり開催」との意見は19．2％（96人）だったことも紹介している。

最後に記事は、安倍晋三首相が14日に行った会見で「五輪は予定どおり開催」と述べたことにも触れ、「日本政府は予定どおり開催の方向性でいる」としている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「五輪を開催して、誰も来てくれなくて恥をかけばいいんじゃない？」「まともに検査もしない不透明な国を誰が信用すると思うの？」「やると言ってるんだから放っておけば？不参加の国が大多数だと思うけどね」など冷ややかな声が寄せられている。

また、「アンケート結果の捏造（ねつぞう）はしないんだな」「日本のアンケート調査は正直だ」などというコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）