沈没船の建造地明らかに?同型船も存在か―広東省陽江市

Record China    2007年5月11日(金) 12時9分

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2007年5月9日、福建省泉州市の考古学者らが、現在、引き上げ作業中の沈没船「南海1号」は泉州市で建造された可能性が高いとの見通しを示した。写真は同型船と見られる「泉州古船」。

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2007年5月9日、福建省泉州市海上交通博物館・泉州博物館の考古学者が、現在、広東省陽江市沖で引き上げ作業中の沈没船「南海1号」は泉州市で建造された可能性が高いとの見通しを示した。

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沈没船「南海1号」は宋代の貿易船。船内には数万点に及ぶ文物が残されており、その価値は1000億ドル(約12兆円)に達するとの予測されている。これまでの潜水調査で4000点に上る、磁器などの貴重な文物が引き上げられてきた。船内にはまだ数万点に及ぶ文物が残されている。その価値は1000億ドル(約12兆円)を超え、兵馬俑に匹敵する価値を持つとまで言われている。***

泉州市海上交通博物館の劉志成(リュー・ジーチェン)氏は「南海1号」が泉州市で建造された可能性が高いとコメントし、3点の論拠を述べた。第1に、泉州市は当時最大の貿易港であり、沈没位置は泉州市と東南アジアとを結ぶ貿易航路上だということ。第2に34年前に発掘された「泉州古船」と呼ばれる船と、大きさ・形状ともに酷似していること。第3に積み荷が福建省の晋江市・徳化県産の陶磁器であり、これらは主に泉州市から輸出されていたこと。以上の理由から、2隻の船はともに泉州を根拠地とする、東南アジア・インド洋沿岸諸国向けへの貿易船だったとの見方を示した。(翻訳/編集・KT)

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