新型コロナの流行を経験し中国人の態度に変化=ルールやマナーをより重視―蘭調査会社

Record China    2020年3月27日(金) 16時0分

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新型コロナウイルスの流行を経験した中国の人々の態度に変化が現れていることが、オランダの調査会社Glocalitiesのオンライン調査で分かった。写真は武漢の医療従事者。

中国メディアの環球網が25日、ロイター通信の24日付報道を引用して伝えたところによると、新型コロナウイルスの流行を経験した中国の人々の態度に変化が現れていることが、オランダの調査会社Glocalitiesのオンライン調査で分かった。

調査は1月23日から3月13日まで中国人2022人を対象に実施した。

調査結果によると、個人主義的な行動への許容度が低下し、ルールやマナーをより重視するようになり、秩序や組織への欲求が強まり、教育・制度への信頼が高まり、貢献してくれる人への感謝の気持ちが高まっていることが分かった。

調査では、2月4日以前と2月5日以降の回答に分けて比較している。

2月4日以前では「自由を与えすぎると乱用される」との回答は48%を占めていたが、5日以降は59%となった。

「マナーやルールを決めることはとても大切だと思う」との回答は67%から79%に上昇した。

教育に対する信頼度は71%から82%に、公務員への信頼度も42%から54%にそれぞれ上昇した。

各国への寄付を表明した中国のIT大手アリババグループの創業者で富豪のジャック・マー氏の好感度も大幅に上昇した。

Glocalitiesのリサーチディレクター、Martijn Lampert氏は「人々は隔離期間に仲間、特に危機との闘いの最前線にいる人々を大切にするようになる。この傾向は普遍的であり、ほとんどの被災国に当てはまると思われる」と分析している。(翻訳・編集/柳川)

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