Record China 2013年11月7日(木) 10時54分
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5日、香港紙・サウスチャイナ・モーニング・ポストは、街中に張り巡らされた監視カメラシステムが有害濃霧により十分に機能せず、国の安全が脅かされているとする記事を掲載した。
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2013年11月6日、環球時報は、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの5日付記事「大気汚染が監視カメラに悪影響、中国本土の治安に不安」を掲載した。以下はその概要。
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中国政府にとって、国中を覆うスモッグは人体の健康に害を与えるだけでなく、国家の安全を脅かすものでもある。先月、ハルビン市は3メートル先さえ見えないほどの有害濃霧に覆われた。科学者らは、こうした濃霧のもとでは街中の監視カメラが役に立たなくなると指摘。中国政府が巨額資金を投じ構築した全国規模の監視カメラシステムにより、公安当局は主要都市の大通りまでを監視下に置くことができる。しかしスモッグが発生するにつれてシステムの効果は大きく減少している。こうした天気をついてテロリストが行動を起こすのではと不安を感じる人々も多い。
監視カメラ技術の専門家は「濃いスモッグの中で正常に稼働する監視カメラはまだ発明されていない」と話す。夜間などに威力を発揮する赤外線監視カメラも中国で発生する濃霧のもとでは十分に機能しない。「経験から言えば、3メートル先が見えない状況下では、どんなに優れたカメラでも10メートル先の物体は映せない」と同氏。
中国政府は問題の重大さを認識し、すでに科学者らに対応策を出すよう指示している。中国国家自然科学基金は軍事団体と民間団体に資金を提供、4年以内に解決策を出すよう求めている。(翻訳・編集/NY)
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