台湾の女性歌手がライブで“国旗”=中国人は大ブーイング、北京ライブ中止も―米メディア

Record China    2013年11月6日(水) 11時10分

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5日、台湾の女性歌手チャン・シュエンがイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。写真はチャン・シュエン。

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2013年11月5日、台湾の女性歌手チャン・シュエン(張懸)がイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。米華字メディア・大紀元(epochtimes)が伝えた。

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シンガーソングライターのチャン・シュエンは今月2日、英マンチェスターで500人規模のソロライブを開催。この時、客席にいた台湾籍の学生に台湾国旗を渡され、ステージ上でそれを広げて「これは私の国の国旗」と語ったことで、中国籍の観客から「政治を語るな」とブーイングが起こった。これが中国および台湾のインターネット上で話題になり、論争が巻き起こっている。

チャン・シュエンによるとステージにいた当時、恐らくそういう誤解があるだろうと思い、「この旗は、私がどこから来たかを紹介するためのもの。政治とは一切関係ない」と語りかけた。しかし、中国籍の観客のブーイングで、チャン・シュエンの言葉は途中で断ち切られてしまったという。

来月30日に北京ライブを開催予定だが、中国のネット上ではボイコットを叫ぶ声が高まっている。チャン・シュエンは台湾に戻った5日、メディアのインタビューに対し、これについて言及。自身のライブは「妥協したり、自分の尊厳を傷つけられることを甘んじて受けるためのものではない」と話し、自ら北京ライブを取り消す意向を示した。「どんな損害を被っても取り消したい」と語っている。

ネット上ではさまざまな意見が登場している。台湾から聞こえてくるのは、「言論の自由がない国で育った者だけに、言論の自由を持つ国から来た人に対し、強制的に自由な発言を奪おうとする」「かの国には洗脳された若者がどれほど多いことか。国から離れても後遺症はひどく、完全に中毒状態だ。人民のばかさ加減は独裁政権がその基礎を作った」「だったらステージで、五星旗を掲げろと言うのか?もし反対に中国の歌手が自分の国旗を掲げても、台湾の観客はブーイングなどしないだろう」などなど。中には、「彼らは本物のばかだな。あれは中華民国の国旗で、本来は中国の国旗だったじゃないか。昔の人はあれを掲げて抗日戦争で戦ったんだ」との声も聞かれる。(翻訳・編集/Mathilda

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