濃度75%アルコールが“ウイルスや細菌に効く”理由

CRI online    2020年3月3日(火) 21時5分

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アルコールは細菌に浸透し、細菌のタンパク質を変性させます。 純度100%に近いアルコールはタンパク質への作用は強いのですが、瞬時にタンパク質を変性させると、細菌はすぐに膜を作ってしまい、アルコールの浸透が阻止されます。細菌を守る結果となります。 これは コロナウイルスの持つ&l...

 アルコールは細菌に浸透し、細菌のタンパク質を変性させます。

 純度100%に近いアルコールはタンパク質への作用は強いのですが、瞬時にタンパク質を変性させると、細菌はすぐに膜を作ってしまい、アルコールの浸透が阻止されます。細菌を守る結果となります。

 これは コロナウイルスの持つ“エンベロープ”にも同様のことが言えます。

 アルコールに適量の水を加えると、変性のスピードがゆっくりになり、多くのアルコール分子が奥まで浸透します。細菌やウイルスは逃げられなくなります

 実験の結果、濃度70%以下のアルコールでは、殺菌などができず、濃度75%のアルコールが殺菌とウイルスの不活性化に最適だとされています。

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