2013年11月1日、中国の国営・中国中央テレビ（CCTV）の英語チャンネルが、10月28日に発生した天安門の車突入事件の詳細について報道した。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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天安門の車突入事件では、死者3人を含むウイグル族の容疑者8人を指名手配、5人を拘束した。ともに新疆ウイグル自治区ホータン地区出身。犯行に使用された車はベンツのスポーツ用多目的車（SUV）で、ガソリン400リットル余りを積み込んでおり、犯行の前には下見を3回行っていた。容疑者は9月にメンバーを組織し、テロ資金4万元（約64万円）を集め、北京の西部に身を隠していた。

事件は28日正午すぎに発生。1台の車が天安門と天安門広場の間を走る長安街から歩道に進入し、観光客を跳ねながら金水橋の欄干に衝突した後炎上した。この事件で運転手を含む車内の3人と跳ねられた観光客2人の計5人が死亡し、38人が負傷した。

10月30日、CCTVは微博（中国版ツイッター）の公式アカウントで、「北京警察当局は今回の事件を綿密に計画された組織的なテロ事件であると断定し、逃亡したウイグル族の容疑者5人全員をすでに拘束した」と報じた。翌31日には中国共産党中央政法委員会の孟建柱（モン・ジエンジュウ）書記が「事件にはウイグル独立派組織・東トルキスタン・イスラム運動（ETIM）が関与している」と指摘した。（翻訳・編集/HA）