「爆弾仕掛けた」との電話で国内線の緊急着陸相次ぐ、容疑者拘束―中国

Record China    2013年10月31日(木) 21時30分

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31日、中国の航空会社・首都航空の公式ブログによると、首都航空の湖南省長沙から浙江省杭州に向かう便は機内に爆発物を仕掛けたとの脅迫電話を受け、江西省南昌に緊急着陸した。

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2013年10月31日、中国の航空会社・首都航空の公式ブログによると、首都航空の湖南省長沙から浙江省杭州に向かう便(JD5662便)は31日午後12時14分に長沙を離陸後、同45分に機内に爆発物を仕掛けたとの脅迫電話を受け、午後1時1分に江西省南昌に緊急着陸した。乗客と乗務員は無事が確認されており、警察当局が調査を進めている。中国新聞社が伝えた。

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爆発物を仕掛けられたとの脅迫を受けた旅客機はこの便だけでなく、南方航空の黒竜江省ハルビンから長沙に向かうCZ3743便や四川航空の福建省福州から長沙に向かうな3U8998便なども同様の脅迫を受けたことが分かっている。

四川航空の関係者によると、爆発物を仕掛けたとの脅迫電話を受けたあと、緊急事態と判断し、すぐさま機体を徹底的に調べたが、異常は見つからなかった。現在は予定通り運航している。

また、12時20分離陸予定の四川航空の福州から四川省成都(長沙経由)に向かう便は、脅迫電話を受けたため離陸を延期し、福州の空港で厳重な検査を行ったが、爆発物は見つからなかった。また、南方航空のハルビン−長沙便は脅迫電話を受けた後、湖北省武漢に緊急着陸している。

南昌に緊急着陸した首都航空の長沙−杭州便の乗客によると、空港には爆発物処理部隊が出動しており、乗客を安全なところに避難させると、機体の捜索を始めたという。その後の取材から、爆発物は見つからず、異常がないことが確認され、同便は目的地に向けて離陸する予定であることが分かった。

新華社通信によると、脅迫電話をかけた容疑者はすでに警察当局に拘束されており、全て同一人物によるものであることが分かっている。中国では、偽のテロ通報を行い、航空機の遅延や緊急着陸を招いた場合、5年以下の懲役刑とし、厳しく処罰することを定めている。(翻訳・編集/XC)

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