中国のオークション会場で贋作が氾濫=「贋作生産ラインが存在する」―台湾メディア

Record China    2013年10月31日(木) 11時16分

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29日、富豪の数が急速に増加する中で活気を帯びる中国のオークション市場で、贋作(がんさく)が氾濫している。写真は2012年4月、江蘇省南通市で行われた市民向けの無料鑑定会。

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2013年10月29日、参考消息網によると、台湾メディアは、富豪の数が急速に増加する中で活気を帯びる中国のオークション市場で、贋作(がんさく)が氾濫していると報じた。

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2011年5月に開かれた嘉徳春季オークション会場で、斉白石(チー・バイシー)の水墨画が4億2500万元(約68億円)という驚きの価格で落札された。これにより、中国本土のオークション市場は一躍、世界の注目を集めることとなった。

しかし、2年が過ぎた現在でも、この水墨画は北京市の倉庫に眠っている。落札者が「贋作ではないか」との疑いを持ち、支払いを拒否しているためだ。これに限らず、ほかの多くのオークションで同様のケースが見られている。

問題は中国の市場に贋作が大量に出回っていることだ。3年前に7280万元(約11億6000万円)で落札された徐悲鴻(シュー・ベイホン)の名画が、のちに美術学院の学生が描いたものだということが発覚した。

芸術品資料会社・雅昌の2012年の研究によると、中国本土の約20の都市で25万人が贋作の製造・販売に関わっており、多くの場所で整った生産ラインが存在する。また、贋作は精巧に造られており、容易には見分けがつかないという。(翻訳・編集/北田

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