新型コロナウイルス感染症対策と経済・社会の発展を統括的に推進するための活動会議が23日に北京で開かれました。習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が会議に出席し、重要な談話を発表しました。

　習主席はその中で「現在の状況は依然として厳しく複雑で、予防・抑制対策は最も肝心な時期を迎えている。各レベルの共産党委員会や政府は必勝の信念を抱き、歯を食いしばって、感染症の予防・抑制に向けた各種の措置を引き続きしっかりと実施していかなければならない。また、圧力を動力に変え、ピンチをチャンスに変えて、生産と生活の秩序を順次回復させ、政策による調節の度合いを強め、発展における中国の大きな潜在力と強いエネルギーを十分に生かすことで、今年の経済・社会の発展目標と任務の実現に努めていく」と強調しました。

　さらに「今回の新型コロナウイルス感染症は新中国が成立した後、蔓延のスピードが最も早く、感染の範囲が最も広く、予防・抑制が最も難しい公衆衛生上の重大な突発的事件である。辛抱強い努力を経て、現在は予防・抑制に見られる良いトレンドが広がりつつある。関連対策で収めた成果は、中国共産党の指導および中国の特色ある社会主義制度の著しい制度上の優位性を再び明らかにしている」と強調しました。

　また、「湖北省と武漢を守る戦いに断固として勝利すること、北京での予防対策の強化、医療体制と重要物資の合理的配置、薬品・ワクチン・効果的な診断・治療法など研究開発の加速、国際社会や域内での連携の拡大、社会安定の維持」などを強調しました。

　さらに、「中国経済は長期的に成長を続けるという基礎的条件に変りはなく、感染症の影響は短期的なもので、全般的にはコントロールが可能である。地域ごと、レベルごとの感染状況に応じて企業の生産活動の再開を正確に進めていくこと、マクロ経済政策による調節の度合いを引き上げること、貧困脱却に向けた堅塁攻略の任務を断固として達成すること、企業の操業再開を推し進め、時機を逃さずに春の農業生産にしっかり取り組むようにすること、人々の暮らしを守ること、貿易と外資の安定化とビジネス環境の適正化を図り、外資の長期的経営に自信を強めること」などの方針を示しました。

　そのうえで、各種の措置が確実に実施されるよう各級の共産党組織が指導者としての責任をしっかり果たすことも求めています。（提供/CRI）