Record China 2020年2月20日(木) 18時10分
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19日、中国経済網は、大量のバッタが襲来して農作物に被害がでているパキスタンに、中国の専門家が派遣されることになったと報じた。写真は2009年に内モンゴル自治区で発生したイナゴ。
2020年2月19日、中国経済網は、大量のバッタが襲来して農作物に被害がでているパキスタンに、中国の専門家が派遣されることになったと報じた。
記事は、パキスタン東部では昨年6月以降イナゴの襲来が続いており、今年に入って同国政府が蝗害(こうがい=イナゴ・バッタ類による被害)緊急事態宣言を発表したと紹介。これに対し、中国の姚敬(ヤオ・ジン)駐パキスタン大使がパキスタンのバフティヤール国家食糧安全保障・研究大臣と会談した際に、中国がバッタ駆除専門家チームを結成してパキスタンに派遣し、対策策定に協力することを明らかにしたと伝えた。
そして、中国側の申し出に対してパキスタン側が「新型コロナウイルス対策に全力を注ぐ中、わが国のバッタ被害にも多大な支援をしてくれることに感謝する。中国のバッタ対策技術は世界をリードしており、中国の先進的な技術による助けを借りて対策を講じたい」との考えを示したとしている。
記事がパキスタン政府の統計として紹介したデータによれば、同国内では現在1日当たり3万5000人分の食料がバッタに食い荒らされており、今年は穀物や綿花の収穫が大きな打撃を受ける見込みだという。(翻訳・編集/川尻)
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