外来生物544種が確認、最も被害深刻な国の1つに―中国

Record China    2013年10月24日(木) 16時45分

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23日、経済のグローバル化が加速した一方で、中国は外来種の侵入が世界で最も深刻な国の1つとなっている。

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2013年10月23日、新華網によると、今世紀に入って経済のグローバル化が加速した一方で、中国は外来種の侵入が世界で最も深刻な国の1つとなっている。山東省青島市で開催されている第2回国際外来侵入種会議で明らかにされた。

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会議には中国及び世界23カ国・地域から専門家350人余りが出席。中国科学技術部による「中国国家重点基礎研究発展計画」の外来侵入種に関するプロジェクトの主席科学者・万方浩(ワン・ファンハオ)氏によると、中国で現在確認された侵入外来種は544種にも上る。その侵入地域は極めて広大で、とりわけ深刻な影響をもたらしている外来種は100種以上だという。

ここ10年、中国ではミカンキイロアザミウマやタバココナジラミ・バイオタイプQ、マメハモグリバエをはじめとする増加しやすく世界的に危険をもたらす20種余りの外来種が侵入しており、そうした侵入外来種は毎年1〜2種増えている。このほかにも潜在的な侵入外来種の捕獲頻度が増しており、危険性の高い外来種が国境を越えることも多い。

西南大学の周常勇(ジョウ・チャンヨン)副学長は、侵入外来種は中国の農業や貿易、生態系から人や家畜の健康被害など多くの悪影響を生み出しており、多大な経済損失を生じさせているとし、農業産品の輸出にとっても大きな障害となっていると指摘した。また、専門家は外来種の侵入を防ぐには国際社会が団結して対応することが不可欠だとし、協力を呼びかけている。(翻訳・編集/岡田)

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