韓国国会、日本大使館職員の傍聴を拒否=韓国紙「議員のやり方は偏狭だ」と痛烈に批判―中国メディア

Record China    2013年10月23日(水) 15時8分

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23日、環球時報(電子版)の報道によると、近日、日本在韓国大使館の職員が韓国国会の会議を傍聴しようとした際、「日本大使館職員の傍聴の前例がない」とし傍聴を断られた。これに対し韓国メディアは「韓国議員のやり方は偏狭だ」と非難している。写真は韓国の国会議事堂。

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2013年10月23日、環球時報(電子版)の報道によると、近日、日本在韓国大使館の職員が韓国国会の会議を傍聴しようとした際、「日本大使館職員の傍聴の前例がない」とし傍聴を断られた。これに対し日本メディアは、「韓国の法律では、日本人が韓国の国会会議を傍聴できないという規定はない。過去には日本の政府関係者が韓国の国会を傍聴している」と指摘し、韓国メディアも「韓国議員のやり方は偏狭だ」と非難している。

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日本メディアによると、今月17日韓国国会委員会は会議を開き、日本在ソウル大使館の改修について話し合われた。同会議には、日本大使館職員1人が正規の手続きを経て入場し、傍聴席に座ったが、会場は騒然。その後韓国の与野党議員は協議を行い、「前例がない」とし、日本大使館職員の傍聴資格を取り消した。

日本在韓国大使館は築35年で、施設は老朽化し激しく傷んでいる。同大使館の改修計画では、ソウル市内にある朝鮮王朝時代の王宮「景福宮」とわずか100メートルしか離れていない。そのため、改修には韓国文化遺産庁の許可が必要。日本は2012年にすでに同庁に改修許可の申請を行ったが、「歴史文化環境を破壊する可能性がある」を理由に通らず、今年7月にようやく許可が下りている。

日本大使館職員の傍聴拒否について韓国の中央日報は、「会議では日本大使館の改修が争点で、韓国側は日本大使館が情報収集に来たのではと懸念した。外国大使館関係者の傍聴は拒むべきか?韓日関係の緊張下でも、韓国外交官は日本の国会を傍聴できる。韓国外交官はスパイと判断され門前払いを食らってはいない」と指摘した。

さらに中央日報は、「日本大使館職員が会議の内容を傍聴してこそ、韓国側の観点を正確に日本側に伝えられるというものだ。国会議員らが傍聴を拒絶したことで、韓国は日本側の意見を聞くことができず、韓国側の意見も伝達できない状態を招いた」と痛烈に批判した。(翻訳・編集/内山)

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