米国の債務危機リスクは今後も続く、中国専門家が警告―英メディア

Record China    2013年10月21日(月) 6時40分

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17日、BBC中国網は記事「中国が警告:米国にはなお巨大な債務危機リスクが存在する」を掲載した。米国のデフォルトは瀬戸際で回避された。しかし中国の金融専門家は今後もリスクは残ると警告している。写真はワシントンの連邦議会議事堂。

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2013年10月17日、BBC中国網は記事「中国が警告:米国にはなお巨大な債務危機リスクが存在する」を掲載した。

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米議会は債務上限引き上げ及び暫定予算案を可決。デフォルトは瀬戸際で回避された。しかし中国の金融専門家は今後もリスクは残ると警告している。

中国外匯投資研究院の譚雅玲(タン・ヤーリン)院長は瀬戸際でのデフォルト回避は予想通りだとコメントした。2011年の「財政の崖」も同じシナリオで、今回の連邦政府閉鎖も含めすべては世界の注目を引きつける目的だと指摘した。元中国人民銀行通貨政策委員会の李稲葵(リー・ダオクイ)委員は、米国が債務に依存する経済制度を変えない限りリスクは続くと批判している。

世界一の外貨準備を持つ中国だが、その大半は米国債として運用されている。もしデフォルトになれば米ドルの大幅な毀損(きそん)は免れないだけに、別の運用先を見つけるべきとの声が高まっている。金融問題専門家の趙慶明(ジャオ・チンミン)氏は米ドル依存を脱し多元的な投資を実現するべきと提言した。また、単に投資先を変えるだけではなく、輸出依存型から内需主導型への転換という中国自身の取り組みも必要だと説いた。(翻訳・編集/KT)

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