Record China 2013年10月17日(木) 7時23分
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16日、南シナ海問題をめぐって中国と対立するフィリピンが雇った米ワシントンの弁護士、ポール・ライクラー氏は、人生のかなりの部分を小国と大国が争う裁判に費やしてきた。資料写真。
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2013年10月16日、南シナ海問題をめぐって中国と対立するフィリピンが雇った米ワシントンの弁護士、ポール・ライクラー氏は、人生のかなりの部分を小国と大国が争う裁判に費やしてきた。米メディアの報道をもとに参考消息が伝えた。
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米ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版の14日付報道によれば、同氏は1980年代に起きた訴訟で初めて大きな勝利を収め、世界的な注目を集めた。当時、オランダのハーグにある国際司法裁判所(ICJ)は、米国がニカラグアの反政府ゲリラに軍事支援を行い、左派のサンディニスタ政権を転覆させようとした行為は国際法に違反するとの裁定を下した。こうした経緯もあり、今年に入って国連の仲裁機関に提出されたフィリピンによる中国を訴えた裁判では彼がどう戦うのかが注目されている。
2013年1月、フィリピンは1982年の「国連海洋法条約」に基づき中国を提訴した。中国は同条約の批准国であり、ライクラー氏はフィリピン側を代表する主要弁護士である。報道によれば、中国が国連の司法機関に訴えられるのはこれが初めてであり、中国側は“怒り心頭”だという。中国は南シナ海の領有権問題について、「紛争は棚上げして共同開発を行う」との原則に従い、双方での協議を通じて解決すべきであると主張している。
ライクラー氏は「われわれは中国のような国と対立することの重大性については、当然ながら理解している。もし理解していなかったら、愚かすぎるとしか言いようがない」と語る。国際仲裁裁判所は5人の裁判官で構成される仲裁団を任命し、本案件の処理に関する日程表を公布。フィリピン側は2014年3月30日までに証拠を提出するよう求められている。(翻訳・編集/碧海)
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