市販のポークハム、鶏肉混入が7割=豚肉より成分量が多い商品も―中国

Record China    2013年10月16日(水) 5時50分

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12日、中国・北京市内のスーパーマーケットなどで販売されているポークハムやソーセージの7割に、材料として鶏肉が混入されていることが調査で判明した。資料写真。

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2013年10月12日、中国紙・新京報によると、中国・北京市内のスーパーマーケットなどで販売されているポークハムやソーセージの7割に、材料として鶏肉が混入されていた。

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北京市内の豊台順天府、崇文門新世界地下スーパーマーケットなどの大型商業施設で販売されている15ブランド、56種類のハム、ソーセージ類を調べたところ、7割にあたる37種類の商品が原材料に鶏肉が含まれていた。なかには豚肉よりも鶏肉の成分量が多い商品もあった。

「精選豚肉前腿肉」と書かれたポークハムの外装には、成分表示に「豚肉、鶏肉」と書かれていたが、これに気づく消費者は皆無。ほとんどの消費者が100%豚肉で作られていると思い込んでいた。記者が指摘すると「なんだか騙されたような気分」と話す消費者もいた。

ポークハムの原材料に鶏肉を混ぜるのはコスト削減のため。しかし、メーカー側は「味や品質を確保するため」と説明している。中国農業大学食品科学・栄養工程学院の朱毅(ジュウ・イー)副教授は、「こうした加工肉商品における肉の混合比率に関する明確な規定がない。原材料や商品の安全基準検査の合格と正しい成分表示が求められているだけだ」として、規制の困難さを指摘した。(翻訳・編集/本郷)

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