WHO、新型肺炎で「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言―中国メディア

人民網日本語版    2020年1月31日(金) 11時40分

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世界保健機関(WHO)はスイス時間1月30日夜、新型コロナウイルス感染による肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。写真は武漢。

世界保健機関(WHO)はスイス時間1月30日夜、新型コロナウイルス感染による肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。

WHOのテドロス事務局長は、「主に中国での感染者数増加と、複数の国での感染発生という二つの事実に基づき、新型コロナウイルス感染による肺炎は『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』に当たると宣言する」とした。

テドロス事務局長は、「国際的な移動制限措置を取る必要はなく、WHOは感染地への渡航を制限する勧告は行わない」と強調。

またテドロス事務局長は、「経済的損失はあるだろうが、中国は並外れた効果的な措置を取っており、多くの面で感染封じ込めの見本となっている。今回、新型コロナウイルス感染による肺炎が『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』に当たるとしたのは、中国を信頼していないからではない。むしろ、WHOは中国の感染拡大が抑制されることを信じている。ウイルス感染の拡大は依然として未知数であるため、WHOは中国以外に感染が拡大することを懸念している。これは感染者数とは関係なく、人の健康と命に係わる問題だ」とした。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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