Record China 2020年1月24日(金) 13時10分
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経済発展に伴い大気汚染が深刻化した中国では、国を挙げて環境対策に取り組んでおり、ゴミや廃棄物の焼却炉の効率化が求められている。写真は高性能焼却炉。
経済発展に伴い大気汚染が深刻化した中国では、国を挙げて環境対策に取り組んでおり、ゴミや廃棄物の焼却炉の効率化が求められている。こうした中、山梨株式会社(本社千葉県船橋市、山梨由記代表取締役)が販売する、完全燃焼が可能な高性能焼却炉が注目され、このほど油燃焼の「ACE 1型」の中国設置第1号が上海の企業に納入され、高く評価されている。
納入されたのは、本社が上海市にある企業の作業所。山梨代表取締役と技術者が立ち合い、焼却炉を設置、作業所の責任者に運転、操作方法などを指導・教育した。初めての焼却作業も行った。
当日、同企業の本社役員、作業所の社員、関連する業者30数人が焼却状態を見学。「こんな焼却炉を見たことも聞いたこともない」「すごい性能の焼却炉だ」「ゴミが消えた」など、高く評価されたという。
山梨株式会社によると、 同型の焼却炉を日本のほか、ベトナムにも設置済み。中国第1号をきっかけに中国各地に販路を拡大していく方針である。
地球に優しく、自然環境に配慮したエコロジーが声高に叫ばれる現代社会。ところが現実には、各種産業から排出される廃棄物や家庭、店舗から発生する生ゴミは膨大化の一途を辿り、生活を脅かしている。
同社では、長年に渡る廃油、含油汚染等の産業廃棄物処理を通して培った知識と経験を活かし、地球環境に優しい可燃性廃棄物の処理を目指すと共に、ゴミ問題の根本的な解決に取り組んでいる。
<ACE 焼却炉>
◆1000℃以上の高温燃焼が環境問題を解決
ACE 0.5型の焼却炉は大気汚染防止法、ダイオキシン類対策特別処置法、廃棄物処理法の手続きが不要で簡単に設置可能。大気排出基準が適用される焼却炉の規制値をあらゆる面でクリアしている。
◆ダイオキシン類を分解
1000度以上という小型焼却炉では不可能と言われる領域まで短時間で達した炉内温度は、限りなく物体を燃やし尽くすことが可能。この熱量によって、ダイオキシン類を分解するばかりでなく、酸性雨の原因となる一酸化炭素や多数の有毒ガスの放出を防ぐ理想的な燃焼を実現した。
◆補助燃料に低コストの廃油を利用
炉内燃焼室での完全焼却と集塵効果の高いキャスタブル製サイクロンにより、環境省の微煤煙除去排出基準をクリア。燃焼室の独自の構造によって煤煙、悪臭の少ない燃焼が可能となった。
しかも短時間で高温になるため、補助燃料にコストの低い廃油、(潤滑油や食用油)の使用を可能にして、ランニングコストの低減が可能となった。
◆従来の常識を超えた耐久性と安全性
燃焼室には、溶鉱炉などに使われる超高温用耐久材を利用し、一般の焼却炉に比べて格段の耐久性を実現。断熱効果や熱膨張に対しても独自の構造により、炉外への熱放射がない。
また、構造そのものがシンプルなため故障する部分が少なく、交換部品も少ない。しかも、正しい操作方法さえ習得すれば、誰でも使えるため、人件費が節約される。
◆燃え残りが少なく、完全燃焼が可能
燃焼室は1000度以上になるため、工場で排出される廃棄物や家庭から排出される可燃ゴミ、食品店からの大量の生ゴミならほとんど焼却できる。特に使用済の紙オムツや汚泥、濡れた草などの多水性廃棄物、ガス及び悪臭を発生する廃棄物に威力を発揮。焼却灰も市販されている焼却炉の3分の1から10分の1以下にとどまる。
次の3タイプがある。
ACE 0.5 type(燃焼温度:1000℃~1200℃。燃油燃焼量:20~25L/時)
ACE 1 type(燃焼温度:1000℃~1200℃。燃油燃焼量:25~30L/時)
ACE 4 type(燃焼温度:1000℃~1200℃。燃油燃焼量:30~35L/時)
1000度以上高温燃焼=環境問題解決
山梨株式会社 代表取締役 山梨 由記
〒274-0824 千葉県船橋市前原東2-3-26 B201
TEL:047-478-6906 / FAX:047-478-6907
[email protected] http://kingsmile.co.jp
(取材・編集/SK)
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