人民網日本語版 2020年1月23日(木) 20時0分
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新型肺炎の影響で中国各地でマスクが品切れになっている。写真はマスクを着用する武漢市民。
「マスクは今朝早く売り切れました。ご入り用でしたら、午後2時にいらしてください。追加発注した商品が届く予定ですが、30分ほどで売り切れると思いますので、必要でしたら早めにいらしてください」。上海のドラッグストアでは、店員が数人の顧客にこのような説明を行っていた。
武漢、広州、上海など各地を取材したところ、ここ数日は多くのエリアのドラッグストア、コンビニエンスストアでマスクが品切れになり、商品が補充されてもすぐ売り切れるという状況が続いている。一部のメーカーは製造ラインを増やして追加生産を始めたという。
1月21日、鉄道の広州南駅から武漢駅に向かう高速鉄道に乗り、あたりをざっと見回したところ、同じ車両の乗客のうち約40%がマスクをしていた。40代とみられる男性は、「マスクを買ったが、長くつけていたいとは思わない。やっぱり呼吸がしづらい」と話した。
同じ日の午前11時、広州市海珠区のドラッグストアのレジでは長い行列ができ、どの客も一抱えのマスクを持っていた。この店のマスクももうじき売り切れるとのことだった。
一部のドラッグストアを取材したところ、販売しているのは主に医療用サージカルマスクで、医療現場で使用されるN95マスク(N95レスピレーター)を販売しているところはほとんど見かけなかった。某マスクメーカーによると、「当社が製造する医療用サージカルマスクは病院への納品が中心で、ドラッグストアに卸しているのはごく一部だ。中国ではN95マスクの浸透率が低く、主に実験室で使用されており、中国でこのマスクを作っているところは非常に少ない」という。
21日午後、上海のドラッグストアでもマスクは売り切れで、「商品が届くのを待つ」という顧客が大勢いた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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2020/1/23
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