カリーナ・ラウが20年前の拉致事件を語る、犯人に「会ってみたい」―香港

Record China    2013年9月30日(月) 20時20分

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29日、香港の女優カリーナ・ラウがトーク番組の収録で、1990年に発生した拉致事件について自ら語った。写真はカリーナ・ラウ。

2013年9月29日、香港の女優カリーナ・ラウ(劉嘉玲)がトーク番組の収録で、1990年に発生した拉致事件について自ら語った。捜狐網が伝えた。

1990年、カリーナ・ラウが拉致され、数時間にわたって行方不明になるという事件が発生した。闇社会の組織が関わる映画への出演オファーを断ったことで、嫌がらせのため拉致されたとされている。事件から12年後の2002年、ある香港の週刊誌が、彼女が拉致被害に遭った際に撮られたヌード写真を掲載し、大問題になった。報道に対しては、「人権を無視した行為」としてジャッキー・チェンらが抗議の声を上げ、大規模なデモが行われた。

このほど、トーク番組「最佳女主角」の収録に臨んだカリーナが、この拉致事件について自ら語った。彼女を拉致したのは4人の男だったが、彼らから性的暴力を受けることはなかったという。「だから、今となっては彼らに感謝している」と語っている。さらに、犯人たちについては「彼らも上からの命令で拉致したのだから、今さら恨む気持ちはない。逆に会ってみたいとさえ思うわ」と話した。

事件を思い出すたびつらくなるのは、当時の恐怖心よりも、心を痛めて彼女の帰りを待っていた両親のことだという。しかし事件について根掘り葉掘り聞くことはなく、ずっと彼女のことを気遣い続けてくれたと話している。(翻訳・編集/Mathilda

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