2013年9月24日、武漢晨報によると、湖北省武漢市中山艦博物館観光地区にある抗日烈士記念碑が、心ない観光客による無数の落書きで汚されている。

25本の石柱からなる中山艦抗日陣亡将士記念碑は、中山艦博物館後方の牛頭山に設置されている。25本の石柱は、中山艦上で日本軍の戦闘機を迎撃するさなかに殉死した25人の兵士を表す。

抗日烈士をたたえる記念碑の石柱には、油性インクで書かれた文字やマーク、何か固い物で刻まれた文字でいっぱいだ。「○○がここに来て遊ぶ」といった中国ではポピュラーな落書きは少数派で、ハートマークや「○○と××が末永く幸せでありますように」「○○を愛してる」といった恋愛に関する落書きがほとんど。なかには自分の恋愛と失恋の記録を詳細に記したものもあった。

中山艦博物館の責任者は、「落書きの内容から、主に若者が書いたと思われる。抗日烈士の記念碑を若者たちがこんな風に冒涜（ぼうとく）するとは、嘆かわしい限りだ」と話している。（翻訳・編集/本郷）