Record China 2019年12月31日(火) 22時30分
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30日、韓国紙ハンギョレはこのほど、「2019年の宇宙開発事業は中国で始まり中国で終わる」とする記事を掲載した。
2019年12月30日、中国紙・環球時報によると、韓国紙ハンギョレはこのほど、「2019年の宇宙開発事業は中国で始まり中国で終わる」とする記事を掲載し、次のように伝えている。
中国は今年1月初め、人類史上初めて月の裏側に無人探査機を着陸させて世界を驚かせたのに続き、新年を数日後に控えた12月27日には、今年最後に宇宙ロケットを発射した国になった。
中国がこの日打ち上げたロケット「長征5号」は今回が3回目の打ち上げで、今後、中国の深宇宙探査任務の遂行を担っていく。中国はこのロケットを利用して、来年から宇宙ステーションの建設や月の土壌標本の収集と地球への持ち帰り、火星探査に乗り出す。この日の打ち上げ成功は、中国が上述した三つのプロジェクトを同時多発的に進行する推進力を確保したことを意味する。
中国の今年のロケット打ち上げ回数は34回で、米国の21回、ロシアの20回より多い。中国は2年連続で年間のロケット打上げ回数が世界最多の国となった。34回中2回は失敗であり、これはまだロケット技術で安定したレベルには至らなかったことを示唆している。
中国の宇宙探査の歴史は、2020年に50周年を迎える。1970年に独自開発した初のロケット「長征1号」を使用して、人工衛星「東方紅1号」の打ち上げに成功したのが、中国のロケットの始まりだった。「中国宇宙開発の父」と呼ばれた銭学森(チエン・シュエセン)氏が米国から帰国して15年後のことだった。
それからほぼ半世紀後の今年3月、中国のロケット打ち上げ回数は累計300回を突破した。ロケットを打ち上げるのに、最初の100回は37年を要し、年平均発射回数は2.7回だったが、次の100回は7.5年(年平均13.3回)、最近の100回は4年(同23.5回)となっている。
長征ロケットはこれまでに、中国および他国の衛星506基を宇宙に送った。これには六つの有人宇宙船と二つの宇宙実験室、四つの月探査機が含まれている。一方の手に人工知能(AI)を握り、もう一方の手にロケットを握って台頭する中国が、2020年に三つの宇宙プロジェクトでどのような成果を上げるか注目される。(翻訳・編集/柳川)
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