「中国人が海外留学するのは自国が嫌いだから」は本当か―中国メディア

Record China    2019年12月29日(日) 14時0分

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24日、中国メディアの環球網は、「中国人が海外留学するのは自国が嫌いだからというのは本当か」とする記事を掲載した。写真は米ハーバード大学。

2019年12月24日、中国メディアの環球網は、「中国人が海外留学するのは自国が嫌いだからというのは本当か」とする記事を掲載した。

記事はまず、米Q&Aサイトの「Quora(クオーラ)」にこのほど、「中国人留学生の大半が、反中国、反中国政府、反共産主義というのは本当か」とする質問が投稿され関心を集めていると紹介した。

記事は、「中国にもさまざまな問題や課題があることは否定しない」とした上で、「学生たちはより良い教育環境を求めて留学という道を選択しているが、それイコール『自国が嫌い』ではないはずだ」とした。

そして、「中国人留学生のSNS上での書き込みなどを見ると、彼らの大半が反中国でないことが分かる。むしろ反対に、彼らの愛国心は国を出ることによってますます強くなっているようだ」とし、オーストラリア国立大学のある大学院生が、「海外に行くことで愛国心が強くなる」現象について、「自国を冷静に見ることで自国に対する認識が改善される」「海外生活に対する幻想が払拭され、自国の問題により寛容的になる」などと分析していることを紹介した。

その上で、「『国を出ることが最高の愛国主義教育だ』という主張もある。筆者自身も、自分の視野を広く豊かなものにしたいとの思いから海外の大学院に進学した。そしてそこでの体験から、中国国内での生活をもっと大切にしたいと思うようになり、修了後に帰国した。海外にいる筆者のクラスメートや友人たちも、中国が嫌いだから出国したわけではない。海外で過ごす時間が長くなるにつれて、より自国を懐かしみ愛するようになっている」と指摘。「中国人が海外留学するのは自国が嫌いだからというのは本当か。答えはもちろんノーだ」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)

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