2022年3月1日、韓国・ヘラルド経済は「中国メーカーのフォルダブルフォン（折り畳みスマホ）が一部、サムスン以上のクオリティだと評されるまでになった」と伝えた。

記事は、スペイン・バルセロナで開催されている世界最大のモバイル関連展示会「モバイル・ワールド・コングレス（MWC）」を取材。サムスン電子はもちろん華為技術（ファーウェイ）、OPPO、Xiaomi（シャオミ）など中国メーカー各社もフォルダブルフォンを公開しており、「サムスンに次ぐ注目を集めている」と伝えている。

また、記事は「これまで中国製のフォルダブルフォンはサムスン電子のフォームファクタ（機器形態）を模倣したとやゆされてきたが、一部製品は完成度の面で『サムスン以上』と評価されるまでになった」としている。ある現地関係者は「中国のフォルダブルフォンはサムスンのパクりだと思っていたが、むしろサムスンよりいい。サムスンは緊張しなければいけない」とコメントしたという。

中でもOPPOの「Find N」が来場客から「OPPOのフォルダブルフォンは期待以上のクオリティだ」「価格が安いのに完成度が高い」と絶賛されていたという。特に、サムスンの「GalaxyZ Fold3」のディスプレイに見られるしわが、「Find N」にはほぼ見当たらないことが評価された。価格も「Find N」は7699人民元（約143万ウォン＝14万円）からとなっており、「GalaxyZ Fold3」より50万ウォン（約48000円）ほど安いという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国には独創性、創意力が存在しない。知的財産権まで無断盗用するんだから」「中国人が自分たちの頭で開発した物は一体何がある？」「産業スパイには厳重な処罰を」「中国で製造して技術移転してやるからこんなことに」「1カ月くらい実際に使ってみてから話をしようよ」「開いて閉じてを10回繰り返してみな」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）