2013年9月16日、中国最大のショッピングサイト・淘宝網で史上初めて開催された自家用ジェットやヘリコプターのオークションが終了し、オーストラリア製のJ−160C型ジェット機は最終価格191万元（約3090万円）で落札された。鳳凰網が伝えた。

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今回のオークションにかけられたのは小型ジェット機5機、ヘリコプター1機の計6機だったが、落札が決まったのはこの1機だけだった。中古のR44型ヘリコプターも大きな注目を集め、オンラインで114件の入札があったが、現在のところ32件について保証金が未払いの状況となっている（編集部注：今回のオークションでは購入希望者が最初に保証金を支払う必要がある）。初の試みとして行われたオンライン販売だが、ユーザーにとっては購入手順が比較的複雑だったため、最終的に落札には至らなかった可能性がある。淘宝の中古品専門サイトでは落札者が決定するまで引き続きオンラインでヘリコプターの販売を行う。

米華字紙・世界日報の報道によれば、中国における自家用機の所有台数は10年以内に米国を抜いて世界一になる見込みだ。今回最終的に落札が決まったのは1機のみだったが、9月15日までにオークションに参加したユーザーは延べ5万7657人に達した。

中国にはなぜ自家用機の購入希望者がこんなにたくさんいるのか？仏航空機メーカー、ダッソーのジョン・ロザンヴァロン代表は、「現在の拡大傾向に基づけば中国における自家用ジェット市場は今後5年で世界の10％を占めるまでに増加する」と予測する。(翻訳・編集/碧海)