2019年12月7日、中国メディアの観察者網は、中国の自動車メーカーの比亜迪（BYD）が欧州で最大規模となるEVバスの受注を獲得し、仏ケオリスのオランダ支社へEVバス259台を販売すると伝えた。

中国国営新華社通信の報道を引用して伝えたもので、BYDによると、今回の受注数は欧州で過去最大規模のもので、BYDの多くの種類のバスが含まれるという。計画では20年にすべての車両が運行を開始する予定で、路線はオランダ東部および中部が含まれる。このうち、新型の都市間バスは新型の電池技術を採用しており、走行可能距離が増加したため都市間の運行ニーズを満たせるとしている。

ケオリス・オランダ支社の最高経営責任者（CEO）は、BYDをパートナーとして選んだ理由について、「EVバス分野での突出した運営経験」を挙げている。

記事は、BYDについて、「12年に初めて欧州市場に進出し、これまでにEVバスを欧州13カ国60以上の都市で累計1200台余り販売した」と伝えている。（翻訳・編集/山中）