米国より中国へ留学する韓国人学生が急増、「就活時に有利」が理由―米メディア

Record China    2013年9月10日(火) 10時30分

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6日、就職に有利になるとして、留学先に中国を選択する韓国人学生が急増している。写真は上海の復旦大学。

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2013年9月6日、ブルームバーグによると、留学先として米国よりも中国を選択する韓国人学生が急増している。中国との貿易や往来が拡大する状況下で、中国語の習得や現地の環境を身をもって体験することが就職する際の大きなアドバンテージになるためだ。7日付で環球時報が伝えた。

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アジア第4の経済体である韓国でも就職状況は非常に厳しく、他の学生との差別化を図るため留学を選択する学生も多い。韓国教育部の統計によると、昨年の中国在住の韓国人留学生の人数は、03年の2倍以上の6万2855人だった。一方、留学先としてこれまで人気が高かった米国に在住する韓国人留学生は、03年の50%増の7万3351人だった。

韓国の外国語教育の中心言語はこれまでは英語だった。これは輸出型経済中心の韓国が政治・経済ともに米国と深い関係があったことの現れでもある。しかし、英語はすでに求職者にとってアドバンテージとならないほど普及しているため、多くの学生がアジアへの留学を選択し始めている。

中国への留学が急増した理由は、中国が世界第2の経済体になったことと関係が深い。1992年から2012年まで、韓国の中国に対する貿易規模は毎年20%の割合で拡大しており、米国に対する同6%と比べると大きな差がある。

中国に留学している外国人の中で韓国人留学生の数が最も多い。留学先として米国でなく中国を選んだ李さんは、韓国人学生の就職希望先ナンバーワンのサムスン電子へ就職が決まった原因について、中国語の能力が評価されただけでなく、「中国人の行動スタイルについて多く理解できた。これは現地で生活しなければ学べないことだ」と留学のメリットを分析する。

また、韓国企業が中国語のできる学生を重視する理由は、中国企業とのビジネスのためだけでなく、年々増加する訪韓中国人を取り込むためでもある。韓国の病院で治療を受けた中国人の数は、09年の4725人から昨年は3万1472人へと6倍以上に増加している。韓国のトップクラスの病院の看護士として採用された南さんは、留学して習得した中国語の能力が採用の決め手になったと話している。(翻訳・編集/HA)

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