中国山東省済南市の観光地・趵突泉公園で5人の中年女性が行ったマナー違反行為に、批判の声が殺到している。

頭条新聞などによると、マナー違反があったのは12月1日の正午過ぎ。泉の柵の前に並んだ5人の女性が、同行者の「1、2、3…」の合図に合わせ、口に含んだ水を勢いよく吐き出し爆笑した。現場の様子を撮影した動画には、近くを歩いていた人が怪訝な顔で5人に目をやる様子も映っている。

この様子を目撃した丁（ディン）さんは、「近くには撮影者もいた。こういうマナーの悪い方法で何枚も写真を撮っていた。周囲の人たちはみんな軽蔑したような目で見ていた」と説明。女性らは警備員に注意されてようやく「分かった、分かった」と言って撮影をやめたという。丁さんは「話し声が大きかったのでどこから来たのか尋ねてみたら、西安からだと言っていた」とも語っている。

中国では近年、旅行者のマナー改善に向けた取り組みが進んでおり、ネットユーザーからも「低レベルだな」「本当に恥知らずだ」「一番マナーがなってないのがこういうおばちゃんたち」「『中国のおばちゃん』は、彼女たちのおかげでけなし言葉になっている」「罰金を取るべきだ。そうじゃないと覚えない」「彼女たちをブラックリストに登録して旅行を制限しよう」「中国人観光客は今や国内でも嫌われ者」といった批判の声が殺到している。（翻訳・編集/北田）